「杵築なら、おわたり知ってる？」といわれるほど、ランチ時には行列ができてしまうこともしばしば。その9割が女性客、洋食専門店として絶大な人気を誇っている。

オープン当初から人気のあった煮込み料理の「牛肉の赤ワイン煮」「ハンバーグステーキ・デミグラスソース」「車エビのクリーム煮」といった定番メニューの実力がその人気を裏付ける。
いずれもスープ、サラダ、自家製パン or ライスがセットされているが、この自家製パンがお持ち帰りのオーダーが出るほどの美味しさ。

そして、運ばれてきたセット内容を見て大概の人が驚くのが「Aランチ」と「Bランチ」。ちょっとしたコース料理ばりで、その内容と丁寧な料理がいかにもこの店らしく、思わずもう一度値段を確かめてしまう。

新鮮な地元の食材を調達するために自ら足を運ぶ。そのため、魚など毎日メニューが入れ替わるものは黒板で紹介されている。
オープンキッチンになっているのは「食べてる人の顔が見えるから」とオーナーの尾渡敬三さん。
その人のために作る、作った料理が喜ばれるのかどうか、それをさり気なくうかがえるからだという。